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★ Dance With Siona ★

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アメリカの看護学生




新学期がはじまって各クラスの一番最初の授業はシラバス(講義概要)の説明とイントロダクションで教科書のはじめのChapterを軽く説明される。


教授の自己紹介に続き、各生徒にも自己紹介をさせる教授もいれば、
隣の席の人と自己紹介をしあい、その相手の紹介をする場合もある。


Nursingのクラスでは予想どうり、どこの分野での経験があるかということを中心とした自己紹介が要求された。


授業によってはRN、LPN(日本でいえば、正看護師、準看護師にあたる)の
資格をもった人のみで受けるコースがある。


全米トップ10にランキングされるこのあたりの中核病院のICUで10年の経験をもつナース、子育ての間はお休みをしていたOB(産婦人科)専門ナース、
Military(軍)病院の外科ナース、
公衆衛生にたずさわっいるナース、
ナーシングホームで働いているナース
などなど多彩な面々である。

アメリカ人のほかにアフリカ出身のナースが多い。
そして日本人が私のほかに1名。
彼女はアメリカですでに1年の働いた経験があり、
授業の内容や課題も確認しあえてかなり心強い。


そのほかにうちの大学の特徴としては
Second Degreeの生徒も受け入れていること。


Nursingではなくて他の分野で学位や修士をもっている人たちが
2年かかるNursingの過程を1年で卒業することができるというプログラム。


自分のキャリアを変更したいという人が時間を節約できるというので
他州からもやってくるというほど。


今年は70人枠に300人の入学希望者がいたそう。
GPAが4.0(オールA)あっても入学できない人もいたそうな。。
(エッセイに審査の重点をおいたそう。)

ちなみに2年過程は100人枠に400人の希望者。
GPAが3.5の人にもあなたは入学できませんといわなくてはならなかったという
とても競争率のたかいNursingだ。


Second Degreeの人たちと一緒にとるクラスでの自己紹介はとても興味深かった。
栄養や、薬学、Health Scienceからの転向が最も多かったけれど、
ビジネス組も多かった。
会計士として働いていた人は「数字(お金)とにらめっこの世界にうんざりした。」
と言っていた。
コンピュータ関係の人も数名。


なかでも目を引いたのが
Aerospace Engineer(航空宇宙産業)からの転身の男性。
宇宙から帰ってくるクルーたちの健康管理に興味をもったんだそうな。


そして地域がらか、Capital(国会議事堂)で働いていた
Political Scienceの学位をもつ人。
議員たちに看護師不足や予算不足を訴えてくるナースたちを何度もみて
「OK.なら私が力を貸すわ!!ってなことで転職することにしたの♪」
なんて笑わせてくれた彼女。

それまでの分野でかなりの経験を積んだ人たちばかりで
年齢層もたかめ。
40代のママさんもたくさんだけれど、50代の男性もいたのには驚いた。
この方はもとコンピュータエンジニア。

ナースになりたいっていう情熱をもって難関を突破してきた彼ら。
どうかBurn OutしないでNurseという職業を楽しんで欲しいと思う。


こういうバイタリティーあふれる多彩な方々が看護界にはいってくれるのは
いろんな面で刺激されるし、変革の力にもなるんじゃないのかと思う。


このほかTraditional Courseというのがあって
これは普通の2年課程。
20才すぎの学生たちが主です。
授業によっては彼女たちと一緒に授業を受けてます。





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